自己紹介

ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2014年3月6日木曜日

フランスといえば…

皆さんは何を思い浮かべますか?
グルメ、アート、ファッションなど、人によって様々なイメージをお持ちだと思いますが、その中でも、フランスといえば真っ先にワインを連想される方も多いのではないでしょうか。
日本人のフランス・ワイン好きは、現地でもよく知られており、特に日本でのボジョレー・ヌーヴォーの盛り上がりぶりは、近年は随分落ち着いてきたとはいえ、フランスでも、毎年メディアで取り上げられて話題になるほどです。

そこで、今回はパリで、地元のパリジャンに愛されている、肩肘張らずにワインを楽しめる老舗のワイン・バーをご紹介したいと思います。


Le Baron Rouge
1, rue Theophile Roussel, 75012 Paris
Tel 01 43 43 14 32


真っ赤なファサードとワインのボトルケースを重ねたテーブルがユニークな庶民派のワインバー“Le Baron Rouge”は、地下鉄8号線のLedru Rollin駅から徒歩3分、バスティーユ広場からも徒歩10分ほどのパリ12区にあります。
すぐそばには、物価が高いパリにおいて、新鮮な野菜や果物が安価で買えることで有名なマルシェ“アリーグル市場”もあり、土日の昼時ともなれば、バーの常連客のみならず、市場に来る買い物客ですぐにいっぱいになってしまう地元では大人気のバーです。

今回、私が訪れたのは土曜日の夜。夕食が遅いフランス人にはアペリティフにも早すぎる19時前に入店したのですが、いざお店に到着してみると、テーブルは満席、カウンターはもちろん、巨大なワイン樽で作られた立ち飲み席も人、人、人で、ワイングラスを片手におしゃべりに花を咲かせるお客さんがすでにお店の外にまで溢れていました!

常連客でいっぱいの活気ある店内

カウンターで飲んでいた常連さんの話では、これでも土曜の夜にしてはいつもより空いているとのこと…。タイミングよくテーブルが空くのを待って、幸運にも、数分後には無事席を確保することができました。
テーブルに着いたら、早速ワインと食べ物を注文します。

ワイン・バーなので、レストランやビストロのような食事メニューはありませんが、新鮮なチーズの盛り合わせや、シャルキュトリー(ソーセージ、ハム、パテなど豚肉加工品)海の幸のリエットなど、ワインのおともにぴったりのおつまみと、何十種類もの様々なワインを手頃な値段で楽しむことができます。

この日の黒板メニューを見てみると、赤ワインはなんと1杯1.5ユーロ(!)から、白ワインも12ユーロから、という破格の値段。これなら安心して何杯でも(?)、いろいろな種類のワインを味わうことができますね。もちろん、ボトルで頼んでもOKです!
ワインやおつまみを頼む時は直接カウンターで注文するセルフサービス方式なので、もしもワインの種類に迷ったら、自分の好みのテイストを伝えてお店の方のお勧めを試してみてはいかがでしょう。

黒板に書かれたメニューと、整然と並べられたワインボトル

バーの入口左手には、巨大なワイン樽が並んでおり、ワインボトルに樽から直接、お好きなワインを注ぎ、持ち帰ることもできます。

目を引く大きなワイン樽

持ち帰り用のワインは1リットルなんと2.8ユーロから!

店内のカウンターで注文したワインは、その場で受け取り自分で運ばなくてはいけませんが、食べ物はテーブルまでサーヴしてくれます。

私は、お店お勧めのドゥミ・セック(中辛口)の白ワインを、友人は赤ワインを注文。
おつまみはチーズ(もちろんフランス産です!)の盛り合わせ。
かごに山盛りのパン・ド・カンパーニュ(田舎パン)と一緒に出てきます。

パンにワインにチーズ…これぞ、まさにフランス?!

実は“Le Baron Rouge”には、ワインの他にももうひとつ名物があります。
それは、冬季10月~3月末までの週末のみ限定で提供されるフレッシュな牡蠣!

この日の牡蠣はブルターニュ産とノルマンディー産の2種類

牡蠣の注文は店内でなくバーの外に設けられたスタンドで。こちらもセルフサービスです。
牡蠣のサイズと個数(6ピースまたは12ピース)を選び、直接注文、その場で支払います。こちらも、その日の朝に産地から運ばれたばかりの牡蠣が6ピース9ユーロから、とパリでは格安のお値段。牡蠣のみのお持ち帰りも可能です。

数に限りがありますので、もし牡蠣をお目当てに来るのなら土曜日の正午前がサイズも種類も豊富でお勧めです!

注文後、その場で手際よく殻をむきお皿に盛ってくれます

フランスでは、牡蠣を食べる時のパンは、おなじみのバゲットでなく
バターつきのパン・ド・セ―グル(ライ麦パン)と決まっています

牡蠣に合わせるワインは、もちろんキリッと冷えた白ワインで。
ブルターニュ産とノルマンディー産の牡蠣は、ともに塩気が絶妙で、するっといくらでも食べられてしまうほど美味でした!冬季週末限定なのが本当に残念です…。
ワインにも牡蠣にも目がない、という方は、3月末まであとわずか。お急ぎください!

牡蠣のない季節でも、パリジャンたちに混じってワインやチーズを気軽に楽しんでみたい、という方には、ぜひ訪れていただきたいお勧めのワイン・バーです。


*フランスといえば、ワインもいいけれどやっぱりシャンパン!という方は、豪華シャン
 パーニュ・ツアー(524日~26日催行予定)はいかがでしょうか?
 モエ・エ・シャンドン社とメルシエ社のカーヴ見学・シャンパン試飲をはじめ、グラス
 彫刻工房見学やミシュラン星付きレストランでのディナーなど、非常に充実したツアー
 内容になっております。
 http://www.jtb-europe.com/tour_package/champagne-tour
 詳細につきましては、弊社各支店までお気軽にお問い合わせください。 (パリ支店 H )


0 件のコメント:

コメントを投稿