自己紹介

ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2012年8月27日月曜日

旧アッピア街道

こんにちは、日中は連日35度を超えるローマからは、今回旧アッピア街道についてご紹介いたします。
コロッセオ、ヴァチカン、トレビの泉、スペイン広場・・・・などアクセスしやすい市内の有名な観光地にくらべると、アッピア旧街道はすこし大変かもしれません。
4名様以上のご旅行であればマイバス社の半日ツアーが水、金、土に行われているので便利かもしれませんが、個人でご旅行の方になるべく簡単に訪れられる方法を記したいと思います。

OSTIENSEまたはCIRCO MASSIMOの地下鉄駅から118番の市バスに乗ると、旧APPIA街道を
訪れることができます。または、カラカラ浴場を訪れた後に、Via di Porta San Sebastianoの入り口でバスを待つという手もあります。
Via di Porta San Sebastianoの入り口です

ローマの市バスはATAC社によって運営がなされておりますが、サイトにて118番のルート、出発地と終点の発着時間を調べることができます。
 http://www.atac.roma.it/index.asp?lingua=ENG ( Find your busに118と記入してみてください。)
往路はlagonegro行き、復路はp.le Ostiense行きを確認することになります。
しかし、、、あまり運行表はあてになりません。 イタリアはバスの時間は信用できないのです。ただし、旧アッピア街道を行くバスはこのバスのみですので、きっと他の国から来た観光客もバス停で同じくバスを待っているはずですので、心細くはありません。
バスに乗った後は、アウレリアヌス城壁の門の一つであるサン・セバスティアーノ門を抜け、どんどん狭い道を進んでいきます。
多数の人々が下車するbasilica di san sebastiano( サン・セバスティアーノ教会)にて下車してください。
この教会にはカタコンベもあり、興味のある方は入場してみるのも良いかとおもいます。
バスは我々を降ろすとすぐに左折してしまうのですが、我々はまっすぐ徒歩にて進みます
しばらく行くと左手にマクセンティウスの競技場が現れてきます。
広大な敷地なのですがフェンスに覆われていてあまり良く見えません。
午前中は入場することができるようです。

さらに進むとチェチリア・メテーラのお墓が見えてきます。
チェチリア・メテーラのお墓(廟)

因みにカラカラ浴場の入場チケットはマクセンティウスの競技場とチェチリア・メテッラのお墓との共通入場券になっています。
車の進入が禁止された旧アッピア街道の石畳はメテッラのお墓をさらにまっすぐいくと到着です。
念願の石畳


趣のあるローマの水のみ場  暑い日には助かります。


 帰りのバスは注意が必要です。旧アッピア街道が途絶え、左手にちいさなバール(bar)がある通り( Via  dell'Almone )を左折します。しばらくまっすぐ歩くとVia Appia Pignatelliに突き当たります。そこで118番に乗ることができます。Via Appia Anticaが一方通行のため、下車したところではバスに乗ることができません。

マイバスツアーのお申し込み、お問い合わせなどもお気軽に
outbound@jtbitaly.eu  までどうぞ。

(ローマ支店 HM )


2012年8月22日水曜日

ノルウェーフィヨルドの旅


今回は、ナットシェル周遊券を利用してソグネフィヨルド地区を周る、最も手軽でポピュラーな旅をご紹介します。オスロとベルゲンの街も観光もしたい方にお勧めなのが、オスロからベルゲンへのルートです。


旅の1日目は各都市からオスロへの移動とオスロ市内の観光です。

旅の2日目早朝(8時台)にオスロ駅からベルゲン鉄道に乗り、ナットシェル周遊券を利用する旅が始まります。最初の区間は、オスロ駅からミュールダール駅まで約5時間の鉄道の旅です。このベルゲン鉄道は、オスロ駅が始発、ベルゲン駅が終点になっています。

オスロ駅
駅周辺のホテルに前泊すると、翌朝のホテルから駅への移動に便利です。
 ミュールダール駅まで予め指定席を予約されることをお勧めします。


 


オスロ駅を出発してすぐに海となだらかな山が見えてきます。

 5月後半のオスロはこの週末天気がよく、25度を超える暑さでした。

 

オスロから電車で1時間も走らないうちに高い山々に雪が残っている様子が見えてきます。


西に向かうにつれて次第に山は険しくなり、雪の量も増えてきました。このようなところにも家があります。夏の別荘でしょうか。


このベルゲン鉄道で高度が一番高くなっているところが、フィンセの駅です。スキー客が下車していきました。




オスロ駅からベルゲン鉄道に乗ること約5時間、フィンセから山を下っていくとミュールダールという駅に着きます。ここで途中下車し、登山鉄道(フロム鉄道)に乗り換えです。ベルゲン鉄道の終点駅ではありませんのでご注意ください。反対側のホームから登山鉄道が出ますので、乗り換えは簡単です。ホームには、おみやげ物屋とカフェ、トイレがあります。




登山鉄道(フロム鉄道)は自由席になります。景色がよく見える窓際の席をお取りになることをお勧めします。


ミュールダールの駅は山以外何もないところですが、かわいらしい家が4件だけありました。


フロム鉄道は急傾斜を登ったり降りたりし、20ものトンネルを抜けていきます。窓からはいくつもの滝を間近に見ることができます。
フロム鉄道はショースの滝で写真撮影のために一時停車します。ショースの滝は迫力があり、近くまで行くと水しぶきを浴びてしまいます。

この短い一時停車の間、音楽と女性が踊りを踊るパフォーマンスもあります。


鉄道は山の間を抜けて、フロム教会の見えるフロムの小さなかわいらしい町へ。

ミュールダール駅から約1時間、登山鉄道の旅を終えて、フロム駅に到着です。
フロム駅には、カフェテリア、おみやげ物屋さん、観光案内所があります。
電車を降りてすぐ、船乗り場が見えます。

こちらの"Gudvangen"と表示のある船に乗り換えます。


フロムの駅近くにフレットヘイムというホテルがあります。ここでゆっくり1泊してフィヨルド地区の風景やハイキング、カヌー、サイクリングなどを楽しむのもお勧めです。周遊券は利用し始めてから有効期限が1ヶ月ですので、その間に途中の街で宿泊し、旅を続けることが可能です。(ただし同じ区間を2度乗ることはできません。)

フロム駅からフィヨルドフェリーの旅が始まります。
船内は自由席で、天気のよい日は外に座ることもできます。
中にはカフェテリアがあります。
         

フェリーはアウルランフィヨルド、最も幅の狭いフィヨルドであるナーロイフィヨルドを通っていきます。水深は深く、水面は青緑色をしています。
このフィヨルド景観全体が自然保護区で、世界遺産に登録されています。


フェリーは約2時間の船の旅を終え、グドヴァンゲンの船着場に到着しました。ここで
Norway in a nutshellと表示のあるバスに乗りかえます。




バスは天気がよいと山からの景色が素晴らしいスタルヘイムホテルに、写真撮影のため途中停車します。この由緒あるホテルに1泊するのもお勧めです。この日は、雨が降り、霧もかかっていたため、バスからは誰も降りませんでした。



グドヴァンゲンから約1時間後、バスはヴォス駅に到着します。ヴォス駅からまたベルゲン鉄道に乗って、ベルゲンへ向かいます。(所要時間約1時間)

夕方、雨と霧の中に見える海とそこに浮かぶ島や海岸にたたずむ家は、幻想的な風景でした。


ベルゲンに到着。夜20時30分頃ですが、白夜の北欧、夏の夜はまだまだ明るいです。


ナットシェル周遊券の購入やホテルの予約、航空券の予約をご希望の方は、こちらをご覧ください。
http://www.nettravel.biz/cms.cfm?nPageNo=7073

(ストックホルム支店KS)

2012年8月13日月曜日

シャフベルク登山鉄道~ザルツカンマーグート~

夏休みシーズン真っ最中のザルツカンマーグートに行ってきました。
美しい湖、切り立った山、かわいらしい村・・・と見どころ満載ですが、何といってもハイライトはシャフベルク登山鉄道!

フェリー乗り場の看板


ザルツブルク駅のポストバス




ザルツブルクからPostbusでザンクトギルゲン(St. Gilgen)まで約50分。


ウォルフガンク湖のフェリー








フェリーに乗り換えてザンクトウォルフガング・シャフベルク登山鉄道(St. Wolfgang Schafbergsbahn)で下船(乗船時間約35分)。





フェリーを降りるとすぐ目の前が登山鉄道乗り場です。








チケットを買ったら空いているコンパートメントに乗り込んで下さい。(チケットは列車の時間指定なので、違う列車に乗らないように注意!)
進行方向に向かって左側の窓側が眺めがいいです。(右側は最後の5分ぐらいだけ視界が開けます)



 
   
機関車が一番後ろです


蒸気機関車の形の車両が、客車を後ろから押し上げます。



一番うしろの客車から見るとこんな感じ
後ろに機関車が見えます















他にもディーゼル車や、機関車と客車一体型の車両もあります。

ディーゼル車

一体型














この期間、石炭で走るレトロ機関車も1日1往復だけ走ります。
(登り11:50発、下り14:45発。2012年7月7日~9月2日)

出発に備え石炭を積んでいます



最初は森の中



湖のほとりを出発した電車は、森の木々の間をずんずん登っていきます。

 
いきなり見晴らしがよくなります









森が切れると、湖面が遥か下に望めます。思わず歓声。いっせいにカメラのシャッターが切られます。


途中の駅付近




 途中にSchafbergalmという駅があります。ここで降りてハイキングを楽しむこともできます。牛が寝そべるのどかな風景が広がっています。


周りの山が低く見えます








機関車はさらに山頂を目指します。周りの山々の頂上までが下に見えてきます。

 
山頂駅到着!





湖のほとりから約35分、風景に見とれている間に山頂駅(Schafbergspitze)に到着です。(山頂1783m)







機関車はしばらく停車しているので、まずは下りの列車を予約して下さい(必須・無料)。階段を登ったところにある小さな窓口です。希望の列車の席が取れたら、人がいなくなったところで、山頂駅に停まる機関車の撮影。背景が素晴らしいです。




後ろに見えるのが山頂駅の建物




駅からさらに歩いて頂上に登ると、そこにはまた別の風景が!山の向こう側のモントゼー湖が望めます。










山の向こう側のモントゼー湖

崖っぷちを歩けます。よおく見ると人影が・・・。

切り立った峰を歩いて隣の山頂に行くコースもあるようです。私は高所恐怖症ではありませんが、あそこを歩いている時に突風に煽られて崖側に落ちたら、と想像しただけで怖くなります。


山頂にはレストランや休憩室があるので、散歩したり、食事したりで1日ゆっくり過ごすこともできます。なんとここには、ホテルまであるそうです!(5月から10月の期間のみ営業)夕焼けや日の出の風景はさぞや素晴らしいことでしょう。夏休み期間、特別ムーンライトトレイン(登り18時発、下り22:30発)というのもあるそうです。(通常は下り17:15発が最終)

 
がらがらなので、こんなことをしても
迷惑になりません


下りを12時前の電車にすると、車内はこの通りがらがら。コンパートメントを独り占めして、右に左に移動して写真を撮りまくり、窓を独占することもできます。

 
登り電車接近中









ここで盛り上がったのが、登り機関車とすれ違う瞬間です。レールはもちろん単線。数箇所に設けられた待避所で、登りの機関車を待ちます。空いていたおかげで、思う存分撮影できました!





楽しい時間はあっという間に過ぎ、駅に到着。鉄っちゃんじゃなくても興奮する小旅行でした。

皆さんもザルツカンマーグートに行ったら是非乗車してみて下さい!

(ストックホルム支店S)

参照:
シャフベルク登山鉄道のホームページはこちら(ドイツ語。英語版はデジタルパンフレットのみ。Foto&Videoは必見!)。
オーストリア政府観光局ウェブサイトのザルツカンマーグートのページはこちら(日本語)。

2012年8月6日月曜日

只今ロンドン・オリンピック開催中

7月下旬(28日)から始まったロンドン・オリンピック。贔屓の選手、または日本選手の活躍をテレビの前にかじりついてご覧になっている方も多いかと思いますが、今回はロンドンから地元の様子を御届けします。

オリンピックに合わせて建てられたイーストロンドン、ストラトフォード(シェークスピアの故郷とは別)にあるオリンピックスタジアムでは、オリンピックセレモニーが開かれました。現在は陸上競技が開かれています。



昼間に雨が降る等天気が心配されたのですが、ご覧の通り雨に遭う事も無く無事に開会式が行われました。

アカデミー賞監督ダニー・ボイル演出によるイギリスの歴史を振り返る開会式をご覧になったかと多いかと思いますが、ご覧になり損ねた方は以下のビデオをご覧下さい(勿論ご覧になった方も)。
ケネス・ブラナー、ローワン・アトキンソン(MRビーン)、JKローリングス、そしてポール・マッカートニー等、今更説明不要のスター達が華やかな開会式を盛り上げました(残念ながら彼等の写真はございません)。





こちらは標準時で有名なグリニッジパークで行われたイギリス伝統の競技である乗馬です

もう一つのイギリス十八番、自転車競技

御覧の通り街中はオリンピック一色となっております。
 
弊社内も御覧の通り盛り上がっています。




大会は8月12日まで行われます。