自己紹介

ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2012年2月24日金曜日

ドイツ人なら誰もが知る、ドイツのB級グルメ “カレーヴルスト”

今回はドイツからB級グルメのご案内。旅行での楽しみの一つは食!
現地のおいしいものを食べて、旅をもっともっと楽しんで頂けたらと思います!

ドイツの駅構内や、屋台でよく見るカレーヴルスト。ヴルストはドイツ語でソーセージの意味。
焼いたソーセージの上にカレー味ケチャップとカレー粉をまぶしただけの簡単な料理ですが、根強い人気で人々に親しまれています。注文するとたいていドイツで一般的なパン、ブロイチェンが一緒についてきます。

そしてJTBのオフィスのあるフランクフルトで、ドイツ人が行列を作り、自分好みの辛さのカレーヴルストを購入できるインビスがあると聞き、早速お店に行ってきました。



小さな店内は、カップルや男性のグループで賑わっていました。列に並ぶ私に、「ここのカレーヴルストは最高!」と話しかけてくるほど、みんなここのカレーヴルストを堪能しているようでした。

カレーヴルストの辛さはA、B、B+、C、D、E、Fと7段階に分かれています。
Aが普通のカレーヴルスト、そしてBはタバスコのレベル、B+はタバスコの10倍、Cはタバスコの30倍とどんどんと辛さが増していきます。お店の人曰く、Dまではまだ食べれるが、EとFはおかしくなるからさとのこと。



本当は美味しく食べたいので、Aを注文したいところですが、折角来たので、BとCを注文しました。普段から辛いものをよく食べるので、辛い物には少し自信がある私です。

ソース色は普段見るカレーヴルストより随分赤く、見た目からも辛さが伝わってきます。
お腹が痛くなる覚悟で、恐る恐るBレベルのカレーヴルストを食べてみると・・・確かに辛いですが、まだ食べられる辛さ。汗がジンワリでてきますが、それでも辛さを堪能しながらおいしく頂きました。



そしてCレベルのカレーヴルスト。お店の人からは、Bレベルを食べてからCレベルを食べるようにとカウンターで言われましたが、口にカレーヴルストを入れた途端その意味が分かりました。
Bレベルとは比べ物にならない辛さ。食べた瞬間に耳が痛くなり始めました。その後は、ご想像通り、舌は麻痺し、結局1かけら食べてフォークを置きました。もしこのあとにBレベルを食べようと思ってもきっと味わうことすらできなかったでしょう。Bレベルを先に食べておいてよかった~。

周りからの「辛いでしょう~」なんて声をかけられながら、その後水をがぶのみしてお店をでました。

私はやっぱり、AかBくらいで本当のカレーヴルストの味を堪能したいですね。

ドイツにいらした際には、是非ドイツB級グルメのカレーヴルストのを召し上がってみてください。そして辛いものが大好きな方には、この辛いカレーヴルストも是非お試しください!!

2012年2月20日月曜日

パリ郊外 Enghien Les Bains

今回はスタッフA10年前から住んでいるパリ郊外のENGHIEN LES BAINS(アンギャンバン)という町のご紹介です。
実際の住所は隣町ですが、町境のため、駅、学校など生活の拠点となっています。
日本のガイドブックにはあまり紹介されませんが、 パリから北北西、約20kmに位置する風光明媚な街で、ちょっとしたリゾート気分を味わえます。
 

パリ北駅から郊外電車に揺られる事、約15分、4つ目がENGHIEN LES BAINS駅です(ZONE 4 片道3.25EUR)。
郊外電車は汚いというイメージでしたが、最近は一部に新車両も誕生して明るくなりました。






駅から湖に向かう洒落た商店街は郊外にしてはかなり充実しています。








例えば・・・ 
・アクセサリー    AGATHA
・女性服             COMPTOIR DES COTONNIERS / NAF NAF
         PROMOD / CAMAILLEU / 1 2 3 / ETAM など
・子供服             JACCADI / DPAM / SERGENT MAJOR
その他             バラ専門店Au nom de la rose など

 

そして、何故かやたらと眼鏡屋さんが多く、7軒もあります。
フランスは任意で加入している保険から眼鏡購入時に毎年補助が出るため、買い替える頻度が高いのでしょう。


 


ウィンドーショッピングをしていると、あっという間にENGHIEN湖に到着します。
夏は大勢の人で賑わい、花火、JAZZ FESTIVAL、湖上コンサート(去年はRAPHAEL)、などのイベントも人気です。




観光シーズンにはボートの貸し出しも(有料)。
しかし、正直申し上げて水は汚いです。





湖正面の遊歩道は広々としており、椅子も沢山あります。






そして、ENGHIENと言えばカジノが有名です(下記写真、左の建物)。 



パリから一番近いカジノだからでしょうか、フランス一儲かっているという噂。
TAXIですとパリから約30分、約30-40EURです。


Casino Barrière d'Enghien-les-Bains


3, avenue de Ceinture
95880 Enghien-les-Bains


営業時間:
テーブルゲーム   16時~4時
スロットマシーン   10時~4時
ポーカールーム 20時15分~4時




スロットコーナーも有料でスニーカー禁止です。
身分証明書をお忘れなく。

入場料:
・11EUR 月~日曜日の10時~15時
・14EUR 日~金曜日の15時以降
・16EUR 土曜日、祝前日の15時以降


幼い頃からこの付近に住んでいる主人曰く、昔は大当たりが出れば湖上に花火が上がったそうです。正面がカジノでその後ろにはMONMORENCY(モンモランシー)の森が広がっています。








Enghien湖前には堂々としたSPAを挟んで二軒の4星ホテルが建っています。

筆者は毎日前を通っているにもかかわらず、残念ながらSPAに入った事がありません・・・


SPARK
Soins, Sport & Spa
87 rue du Général de Gaulle
95880 ENGHIEN-LES-BAINS

http://www.spark-enghien.fr/


 入場料 60EUR、様々なエステコースは別料金


 

二つのホテルの館内から、SPAに直接アクセスが可能です。

GRAND HOTEL★★★★




HOTEL DU LAC★★★★






  

これらのホテルとSPAのパッケージもございます。


Enghienは温泉の出る町で、数年前に立派なSPAになる前は湯治を目的とした施設でした。
大ヒット映画「アメリ」の主人公アメリのお父さんが働いていたところです。
そしてアメリの実家があるのもEnghienです!


また、GRAND HOTEL1998年のサッカーワールドカップのメイン会場であったサンドニ競技場でフランス代表が試合をする際の定宿です。
貸切となり、ファンが集まります。
白バイに先導された大型バスが渋滞を横目に堂々と逆送しているのを見た時には、「この人たちは本当にVIPなんだなぁ」と驚いたものです。 


Enghien湖は周囲約4km、ゆっくり歩いて約一時間です。
特に何がある、という訳ではありませんが、華やかなカジノの反対側は閑静な住宅街で、静かな一時を過ごせます。




何故かアヒルが沢山います。そして、毎年、白鳥などの渡り鳥がやってきます。






釣りを楽しむ人々もいますが、許可が必要です。
特に湖周辺は豪邸が建ち並び(我が家がもちろん違います)、暗くなってもジョギングする人々がいる程に治安も良い町です。


湖周辺はもちろん、住宅街にも椰子の木が!
この冬の寒波-10度でも椰子の木があり、不思議な感じがいたしました。

 


最後に余談ですが、一駅先には競馬場もあります。


パリでお時間が出来た際には、是非お出かけ下さい! 


2012年2月15日水曜日

ガイドブックには載っていないデンマークの楽しみ方

今回のブログは日中最高気温が-6.8度と、聞くからに寒そうな、まだまだ冬真っ只中のデンマークからお届けします!今年は最低気温の記録を25年ぶりに観測したそうです。

デンマーク旅行へいらっしゃる日本人の皆さんの中ではチボリ公園、人魚姫、クロンボー城等々がメジャーな観光地かと思いますが、今日は少し変わったこの国の楽しみ方をご紹介しましょう。


まず始めにDSB 24timers billet(注1 24時間乗り物フリーパス)を購入し向かった先は、コペンハーゲン郊外に建つオードロップゴー美術館(Ordrupgaard Museum)。
市内から赤の電車S-TOGと黄色いバスを乗り継ぐこと約40分。閑静な住宅街を抜けると自然の中に現れる建物は、元々、あるデンマーク人夫妻の私邸で、外見は一瞬美術館?と疑うくらい素朴で少し小さめな洋館。隣の新館は建築の世界では有名なザハ・ハディッド設計で、館内のカフェから眺める自然はティータイムと共に心を安らげてくれます。
展示絵画は19世紀デンマーク、フランス印象派等を中心に常設、その他特別展示もあります。

日本にもファンが多い、著名家具デザイナー&建築家のフィンユール自邸も隣接されていて、日曜日と祝日のみですが公開されています!今年は彼の生誕100周年記念の年でもあります。

    




オードロップゴー美術館を後にし、次はオーレスン海峡を臨む沿岸の高台にあるルイジアナ ミュージアム(Louisiana Museum of Modern Art)へ。
筆者が訪れたのは突風が吹き、波際が白く細かい氷で覆われてしまう程の冬日、、、かもめも夏であれば優雅に空中散歩していただろうに、冷えた?足を交互に体に寄せ温めつつ、レストラン客に餌をねだる光景も。 





そんな寒さと歩き疲れた身体をほぐしてくれた宿はこちら、Comwell Borupgaard(注2
会議や研修施設センター、SPA ホテルとしても有名で、デンマーク全土及びスウェーデンのスコーネ地方にHOTELを構えています。
サルトサウナ、スチームサウナ、リラックスサウナ、プール、屋内外のジャグジーがあり、もちろん種類豊富なマッサージも予約可能。







週末を使ったたった12日(本当に24時間!)の旅ですが芸術に触れ、自然に癒されSPAでリラックス! こんなのんびりとした贅沢な時間を、デンマークで試してみませんか???
ちなみに今回のコペンハーゲン市内から2つのミュージアム訪問、スパホテル、翌日の帰りの電車まで、24時間チケットで交通費をカバー出来ました!


 
コペンハーゲンからクロンボー城のあるヘルシンゴー(Helsingør)までの電車路線近くには上記述以外にも数々のミュージアムがあるので、自分のお気に入りを探してもいいかもしれません ^^

注1:  DSB 24timers billet (130DKK/2012年2月現在
コペンハーゲン都市圏内のバス・電車・メトロが24時間乗り放題になるチケット
https://www.dsb.dk/find-og-kob/indland/kob-produkter/hovedstadsomradet/24-timers-billet/?Secure=true

ミュージアムをもっと堪能したい!方にはCopenhagen Card229DKK)がお勧め。コペンハーゲン都市圏内の乗り物乗り放題の他に多数ミュージアムの無料入場券が付いています。

2012年2月6日月曜日

ついにベールを脱いだボリショイ劇場本館

2011年10月28日、5年間修理で閉まっていたボリショイ劇場本館がオープンしました。
最初にオペラのこけら落とし「ルスランとリュドミラ」、その後11月18日からバレエのこけら落とし「眠れる森の美女」の公演が行われ、その初日に行ってきました! 


公演が始まる前のボリショイ劇場本館

どーんとしていますね。
修理後初めて入るボリショイ本館、わくわくします。

この日の席は第1ヤルス(3階席)。本館は新館と違い、バルコニー席(2階)から第3ヤルスまでロージャと言われるボックス席になっています。ボックス席の入口はこんな感じです。

ボックス席の入口

第1ヤルスの4番ボックスからみた舞台とホールの景色。 

舞台もボリショイ(大きい)です

ホールも、優雅な感じで、日常を忘れます

天井も綺麗ですね

この日は初日だけあって、テレビカメラがたくさん入っていました。
オーロラ姫は、ボリショイの看板プリマ、スベトラーナ・ザハロワ、デジレ王子役は、デヴィット・ホールバークです。
とても華やかでこけら落としにふさわしい公演でした。

後日、公演のない昼間に特別にボリショイ劇場の中を見せてもらいました。
まずは、入口。
 

通常、ここでチケットを見せて中に入ります。
入った後は、クロークでコートを預けます。

コートや大きな荷物を預けるクローク
公演時は、左に見えるデスクに担当者がいます

ロシアはコートを預けないと客席に入れてもらえませんのでお気をつけ下さいね。

公演が始まる前や、休憩時間に人々が集うホワイエは豪華で広々としています。 

広々としたホワイエ

ホワイエから続いている赤が基調になったベートーベンホール。 

ベートーベンホール
小規模なコンサート等が開かれます

静まり返った客席、なんか幻想的ですね。

客席

客席の数はソ連時代は2200席あったそうですが、改修後は1700席になりました。
以前は席と席の間がきちきちだったので、客席数を減らし少しゆったり目にしたとのこと。
バルコニーは全て金色。 8キロの金を使って装飾したそうです。 豪華ですねぇ。
客席は第4ヤルスまであります。 第4ヤルスから舞台を見るとこんな感じです。

第4ヤルスから見た舞台

舞台では12月11日から始まったバレエ「くるみ割り人形」の準備をしていました。
オーケストラボックスにも入れて貰いました。ここから見る客席はまた雰囲気が違いますね。

オーケストラボックスからみた客席

トイレは地下1階と2階、 地上1階、5階、6階にそれぞれあります。
ビュッフェは、以前は1階にもありましたが、今は7階(第4ヤルスがある階)に大きなビュッフェがあります。


ビュッフェ

新生ボリショイの自慢の一つ、最上階にあって舞台と同じ大きさでオケ付きリハーサルが出来るリハーサルルームがあります。この日はくるみ割り人形の2幕のパ・ドゥ・ドゥのリハをしていました。


ロシアではボリショイ劇場本館は劇場であると同時に歴史的遺産とみなされています。
つまり、劇場であると同時に博物館なのだそうです。 
ボリショイ劇場本館では、年末年始の「くるみ割り人形」の後、1月はオペラ「ボリス・ゴドノフ」、「トゥーランドット」、バレエ「眠れる森の美女」が上演されます。 これからもボリショイから目が離せませんね。
チケットは本館・新館共、公演日の3か月前から発売になります。 
本館がオープン後、更に、ボリショイを訪れる人が増え、買い占めを防ぎ、皆が平等にチケットを購入できるように購入の際にはポスポートのデータが要求されるようになりました。 
現状、バレエよりもオペラの方が、多少チケットが取りやすいようです。
 
ボリショイ劇場(ГОСУДАРСТВЕННЫЙ АКАДЕМИЧЕСКИЙ БОЛьШОЙ ТЕАТР РОССИИ)
住所:ТЕАТРАЛьНАЯ ПЛ. 1
電話:+7-499-250-7313

(ボリショイのバレエは観てるとうっとりします/あーしゃ/モスクワ在住フリーライター)