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2012年11月19日月曜日

バルセロナからの小旅行~KOSABUROのお墓を探して

今週はバルセロナからのご案内です。

バルセロナはスペインの東北部カタルニア地方 の州都で、今年の9月にはカタルニア独立をスローガンにしての150万人ほどのデモがありました。実はバスク地方同様、このカタルニアという定義はスペインだけでなくフランスにも存在します。

南フランス地中海側の町ペルピニャンの近くは、現地では北カタルニアと呼ばれていて、フランスの旗とともにカタルニアの旗が公官庁では掲げられているところもありますし、フランス語と同様カタルニア語を話している人もたくさんいます。さらにこの北はフランスではオクシタンといわれており、やはりラテン語から派生したオクシタン語を話しています。

バルセロナからこの北カタルニアへは車でも2時間弱なので、私たちは週末を利用して、ロマネスクの教会などを見学によく行っています。列車もTGV のおかげで便利になりました。

figueres

バルセロナから国境を越えてすぐ、フィゲラスから新しく開通したフランスのTGVでトンネルを通過するだけ乗車時間は23分でペルピニャンに到着で す。(この電車はパリまで直通です。)



カタルニア・ピレネーの向こうにはAMELIE LES BAINSという村が有り、そこには維新後すぐの明治政府により送られてフランスまで軍事を学びに来た10数名のグループの一人、野村小三郎さんのお墓があります。(明治3年に16 歳で渡仏、9年に21歳でアメリーで結核の療養中に亡くなるのですが、パリでは高等学校でとてもよい成績を収めているようです、今から140年も前の話で す。)

http://www.geocities.jp/silkroadforest1212/kosaburo




実はこの村は温泉地でフランス全国から湯治に今も来ているようですが、以前はフランスの陸軍病院があり、その建物は荒涼としていますが今も残ってい ます。
野村小三郎さんに関しては詳しいホームページがありますのでそれをご参照ください。私としては浅田次郎さんなどが小説にしそうな人生と背景ではないかと 思ってしまいます。
http://www.geocities.jp/silkroadocean1869/
土曜日にそのお墓をお参りし、冬場であまり空いているホテルはないのですが、それでも見つけたホテルで1泊。翌日は少し戻ってCERETでミモザが 満載の山に行きました。CERETは6月はさくらんぼうで有名な町なのですが、近代美術館があり、ピカソの作品も結構保有しています。



春、温かくなる季節、バルセロナ近辺にお住まいの方やバルセロナにいらっしゃる予定のお客様は、週末を利用して国境を少し越えてみるのも一興か と思います。
2月はアメリーのホテルも閉まっているところが多いのですが3月以降はオープンします。(日本人の奥さんがいるペンションもありますよ)。温泉エス テも予約をしてご利用することができます。

バルセロナ ME



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