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2012年2月6日月曜日

ついにベールを脱いだボリショイ劇場本館

2011年10月28日、5年間修理で閉まっていたボリショイ劇場本館がオープンしました。
最初にオペラのこけら落とし「ルスランとリュドミラ」、その後11月18日からバレエのこけら落とし「眠れる森の美女」の公演が行われ、その初日に行ってきました! 


公演が始まる前のボリショイ劇場本館

どーんとしていますね。
修理後初めて入るボリショイ本館、わくわくします。

この日の席は第1ヤルス(3階席)。本館は新館と違い、バルコニー席(2階)から第3ヤルスまでロージャと言われるボックス席になっています。ボックス席の入口はこんな感じです。

ボックス席の入口

第1ヤルスの4番ボックスからみた舞台とホールの景色。 

舞台もボリショイ(大きい)です

ホールも、優雅な感じで、日常を忘れます

天井も綺麗ですね

この日は初日だけあって、テレビカメラがたくさん入っていました。
オーロラ姫は、ボリショイの看板プリマ、スベトラーナ・ザハロワ、デジレ王子役は、デヴィット・ホールバークです。
とても華やかでこけら落としにふさわしい公演でした。

後日、公演のない昼間に特別にボリショイ劇場の中を見せてもらいました。
まずは、入口。
 

通常、ここでチケットを見せて中に入ります。
入った後は、クロークでコートを預けます。

コートや大きな荷物を預けるクローク
公演時は、左に見えるデスクに担当者がいます

ロシアはコートを預けないと客席に入れてもらえませんのでお気をつけ下さいね。

公演が始まる前や、休憩時間に人々が集うホワイエは豪華で広々としています。 

広々としたホワイエ

ホワイエから続いている赤が基調になったベートーベンホール。 

ベートーベンホール
小規模なコンサート等が開かれます

静まり返った客席、なんか幻想的ですね。

客席

客席の数はソ連時代は2200席あったそうですが、改修後は1700席になりました。
以前は席と席の間がきちきちだったので、客席数を減らし少しゆったり目にしたとのこと。
バルコニーは全て金色。 8キロの金を使って装飾したそうです。 豪華ですねぇ。
客席は第4ヤルスまであります。 第4ヤルスから舞台を見るとこんな感じです。

第4ヤルスから見た舞台

舞台では12月11日から始まったバレエ「くるみ割り人形」の準備をしていました。
オーケストラボックスにも入れて貰いました。ここから見る客席はまた雰囲気が違いますね。

オーケストラボックスからみた客席

トイレは地下1階と2階、 地上1階、5階、6階にそれぞれあります。
ビュッフェは、以前は1階にもありましたが、今は7階(第4ヤルスがある階)に大きなビュッフェがあります。


ビュッフェ

新生ボリショイの自慢の一つ、最上階にあって舞台と同じ大きさでオケ付きリハーサルが出来るリハーサルルームがあります。この日はくるみ割り人形の2幕のパ・ドゥ・ドゥのリハをしていました。


ロシアではボリショイ劇場本館は劇場であると同時に歴史的遺産とみなされています。
つまり、劇場であると同時に博物館なのだそうです。 
ボリショイ劇場本館では、年末年始の「くるみ割り人形」の後、1月はオペラ「ボリス・ゴドノフ」、「トゥーランドット」、バレエ「眠れる森の美女」が上演されます。 これからもボリショイから目が離せませんね。
チケットは本館・新館共、公演日の3か月前から発売になります。 
本館がオープン後、更に、ボリショイを訪れる人が増え、買い占めを防ぎ、皆が平等にチケットを購入できるように購入の際にはポスポートのデータが要求されるようになりました。 
現状、バレエよりもオペラの方が、多少チケットが取りやすいようです。
 
ボリショイ劇場(ГОСУДАРСТВЕННЫЙ АКАДЕМИЧЕСКИЙ БОЛьШОЙ ТЕАТР РОССИИ)
住所:ТЕАТРАЛьНАЯ ПЛ. 1
電話:+7-499-250-7313

(ボリショイのバレエは観てるとうっとりします/あーしゃ/モスクワ在住フリーライター)

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