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2011年10月17日月曜日

ハンガリーの世界遺産

日に日に寒くなっていくハンガリーからこんにちは。
今回は、ハンガリーのユネスコ世界遺産をご紹介します。
 
小さな国ハンガリーですが、7ヶ所の文化遺産と、1ヶ所の自然遺産が登録されています。
文化遺産
・ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り
・ホッロークー
・パンノンハルマのベネディクト派修道院とその自然環境
・ホルトバージ国立公園
・ペーチの初期キリスト教霊園
・フェルトゥー湖の文化的景観
・トカイのワイン地域の文化的景観

自然遺産
・アッグテレク・カルストと、スロヴァキア・カルストの洞窟群


さて、この中で今回紹介するのは。。。






 そう、パンノンハルマのベネディクト派修道院です。



ブダペストを出発し、車でパンノンハルマに向かいます。
この修道院は、「パンノニアの聖なる丘」の上にあり、遠くから見るとランドマークのように見えます。

 遠くに見える白い建物が、修道院です。
近づくにつれて、段々大きくなってきました。

 

綺麗な白い色をしています。





これが表門です。


門の上部に、かわいらしい飾りがついていました。










ガイド付きツアーに申込み、みんなで中に入ります。
私たち以外はハンガリー人観光客で、ツアーもハンガリー語で行われましたが、最初のDVDを見る部分のみ、DVDに日本語字幕をつけてくれました。

 解説は、修道院に併設されている学校の生徒(と思われる)、若いお兄さんがしてくれました。









中に入ると、通りに像があったり、ドアや壁がきれいに装飾されています。

昔の修道士も、一生懸命勉強していたんですね。


この修道院の見どころの一つに、図書館があります。
オスマントルコに襲われ、ハプスブルグ家に占領されたハンガリーでは、蔵書を大量に失うこともあったそうです。











魔法使い映画に出てきそうな図書館です。










この修道院では、修道士が祈りを捧げるだけではなく、労働と祈りの時間のバランスを保つことに重きをおいているそうです。
労働の一例として、ワイン造りがあります。
今回は見れませんでしたが、ワイナリーツアーもあります。

おまけ
パンノンハルマ修道院を建設させたのは、ハンガリー建国の父、聖イシュトヴァーンの父親、ゲーザ公でした。
父とともにハンガリーのキリスト教化に貢献した聖イシュトヴァーンについては、パンノンハルマでもその姿をみることができました。
 帰りに立ち寄ったヴェスプレームの街でも、ギゼラ妃と立つ聖イシュトヴァーンの像がありました。
 この聖イシュトヴァーン、どの像や絵を見ても、同じような顔をしています。
本当にこのようなお顔だったのか、興味深いですね。
(各作者が、一つの絵をもとに自分の作品を作っているのかもしれませんが。。。)

ハンガリーにお立ち寄りの際は、是非「パンノニアの聖なる丘」にも足をお運びくださいませ!

(BUD支店 T)
 

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