自己紹介

ロンドン・パリ・アムステルダム・フランクフルト・ローマ・バルセロナ・マドリード・モスクワ・ヘルシンキ・オスロ・ストックホルム・コペンハーゲン・プラハ・ブダペスト在住の私たちが、 新鮮な旅行情報を交代でお知らせします!

2011年3月31日木曜日

スウェーデンの冬のお菓子セムラ


セムラ大とセムラ小、ボリュームがあるので小がおすすめ
見た目は、大きなシュークリームのようなお菓子です。  
カルダモン入りの甘いパンの上部分をふた用に切りとります。下部の中身をくりぬいてアーモンドペースト(マジパン)を敷き、甘くない生クリームをしぼります。パンの上部を乗せて粉砂糖をかけると、できあがりです。甘いマジパンと甘みをおさえた生クリーム、そしてほのかにカルダモンが香るパンのハーモニー。
マジパンが好きな人は是非試してみて下さい。

 


パン屋のウィンドウいっぱいに並ぶセムラ
 スウェーデン人が毎年心待ちにしているこのセムラ、2月上旬からパン屋やカフェ、スーパーの店頭に並び始め3月末頃まで販売されます。

セムラを食べる日は、Fettisdag(フェット ティスダーグ:英語に直訳するとfat Tuesdayという意味)と呼ばれる火曜日で、今年(2011年)は3月8日でした。宗教改革前のスウェーデンでは、この日にセムラを食べて、復活祭(イースター)前の40日間の断食や節食に備える習慣がありました。今では断食も節食もする人はいませんが、この時期にセムラを食べる習慣だけは残っています。セムラが出回る2ヶ月間、好きな人は毎週1個は食べているのではないでしょうか。






老舗ベーカリー トッセ
セムラは店によって味が違うので、毎年、新聞や雑誌に、“ストックホルムで一番美味しいセムラはここで買える!”というような食べ比べの記事が載ります。

紹介されていた店のひとつが、ストックホルム・エステルマルム地区にある創業90年の老舗ベーカリーTösse(トッセ)です。
(ホームページはこちら。スウェーデン語のみ)


場所は、地下鉄中央駅から2つ目のスタディオン(Stadion)駅から歩いて5分程のところにあります。(地図はこちら)
このベーカリーはセムラだけでなく、美味しい菓子パンやケーキがあるので、ストックホルムに来たら立ち寄ってみて下さい。カフェもあります。




チャリティーコンサートの様子
最後になりましたが、震災による被災者支援の動きはストックホルムでも行われています。
去る3月29日火曜日に、ストックホルム音楽博物館にて、チャリティーコンサートが開かれました。スウェーデン在住の日本人音楽家の呼びかけで、名だたる音楽家たちが集まり、詰め掛けたお客様も大満足のとても素敵なコンサートとなりました。たくさんの人たちの協力で実現したこのコンサート、弊社も微力ながらお手伝いができたことをうれしく思います。




2011年3月24日木曜日

ドイツのカーニバル

この度、東日本大震災にてお亡くなりになられた方々やご遺族に心よりお悔やみ申し上げます。
また、全ての被災者の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。


3月初旬、各地で行われるカーニバル。
ドイツでも冬の一大イベントとして今年もカーニバルが行われました。
カーニバルは、おもにケルン、デュッセルドルフ、マインツなどのライン川沿いの街や、バイエルン等、カトリック教徒の多い地方で盛大に催されます。
デュッセルドルフだけをとっても、このイベントに訪れる人は毎年200万人を超え、投資金額は2億ユーロを超えるといわれており、ドイツ人がどれだけのパワーをこのイベントに費やしているかご想像頂けるかと思います。

 1週間続くカーニバルの中でも、とくに目立つのが初日の「女性のカーニバル ~Weiberfastnacht~」。この日は朝早くから町もお祭りムード色に染まり、大勢の仮想した女性たちが賑やかに市街を歩きます。11時11分(*)には女性たちがその日一日、町の支配権を握って「ボス」になることを宣言。通りを歩く男性のネクタイを片っ端から切っていきます。この日、男性は自分のお気に入りのネクタイをしたなら大変・・・。女性にお気に入りのネクタイを真っ二つに切られてしまいます。
(*)「11」の秘密・・・カーニバルのカギともいえる数字が「11」。この数字の解釈はいくつかありますが、11がキリスト教の十戒の次に来る数字で、また最初に戻るという意味を持つため、改心への警告であるという見方や、フランス革命のスローガン「Egalite(自由)、Liberte(平等)、Fraternite(博愛)」の頭文字を並べてElf(ドイツ語の11)になったという説もります。


そしてカーニバルのハイライトである「ローゼンモンターグ~Rosenmontag~」。派手に飾られた巨大な山車のパレードが市内をまわります。この山車は、各カーニバル協会が約半年の月日をかけて仕上げた力作です。毎年、政治批判を意図したものや時代を象徴するものが多いので、最近世の中を騒がせている出来事をドイツ人がどう思っているのかを見ることができます。そして思い思いの仮装をした人々が山車をとりまき、カーニバル独特の掛け声(デュッセルドルフやマインツならヘラウ(Helau)!、ケルンならアラーフ(Alaaf)!)を発しながら町を練り歩きます。コスチュームには世界各地の民族衣装や動物のきぐるみなど定番のほか、その年のはやりのコスチュームなどもあります。山車の上からは観客に向かって、カメレ(Kamelle)と呼ばれる雨などのお菓子が投げられます。この時に大人も子供に交じって上から降ってくるお菓子を必死で取り合います。中には袋の口を広げてもっていたり、傘を裏返しにもってお菓子を必死にとっているひともいました。



是非来年のこの時期にはドイツを訪れ、思い思いのコスチュームを身にまとい、カーニバルに参加してみてはいかがでしょうか。


2011年3月18日金曜日

ブショー・ヤーラーシュ モハーチ

今回の地震や津波で被災された地域にご親族やお知り合いをお持ちの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
少しでも早く、被災地が復興に向けて足を踏み出すことができますことを、祈っております。

さて、今回はハンガリーよりお送りいたします。

少し前ですが、3月6日(日)にハンガリーの小さな町、モハーチで行われた、ブショー・ヤーラーシュというお祭りに行ってきました。
その内容をレポートいたします。

まずはブショーの写真をご覧ください。


ご覧の通りブショーとは、怖い顔のお目をかぶった、言ってみればハンガリー版「なまはげ」のようなものです。
このブショーさんたちが通りを練り歩くのがブショー・ヤーラーシュと呼ばれるお祭りで、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
お祭りが開かれた町モハーチは、ハンガリー南部にあり、過去にオスマントルコ軍との戦いがあった場所でもあります。
そのため、ブショーたちがオスマントルコを追い払いにやってくる、または、冬に別れを告げ、春を迎えるお祭りであるとも言われています。

お祭りの見どころはブショーたちだけでなく、通りに沿って開かれているマーケットや、民族舞踊などのショーもありました。
 ミニブショーの仮面
マジパンで作ったお菓子
ブショー人形たち


子供たちの民族舞踊ショー

マーケットの出ている通りを歩く間にも、ブショーがやってきて観光客をからかってきます。


かわいい子供ブショーもいました。


この日は春を迎えるとは言っても、まだまだ寒さの残る日で、ブショーの暖かそうな衣装がうらやましく思えました。

来年、こんなブショーさんたちに会いに行ってはいかがでしょうか?
(ブダペスト支店T)

2011年3月3日木曜日

ランスシャンパンツアー



フランスにはたくさんのワインの名産地があり特徴もそれぞれ。
その中でもシャンパーニュ地方で生産された発泡ワインはシャンパンと呼ばれ
皆様にもおなじみのことと思います。
2月中旬、フランス在住のお客様向けにJTB主催日帰りシャンパンバスツアーを実施しました。
ワインに詳しいガイドと共にランスにあるPOMMERY社と G.H.MUMM社のシャンパンメゾンを訪ねる旅です。


POMMERY社の入口。なんだかお城に入るみたいです。
 

POMMERY夫人。この方が辛口シャンパンを有名なものにしました。 

シャンパンが貯蔵されるカーブの入口。 地下30メートルにあり気温10度&湿度90パーセントに保たれます。カーブの中はひんやり。


瓶がずらり。 
 カーブの中にはこんなレリーフもあってちょっとした美術館のようです。

 
お楽しみの試飲タイム!
飲み比べをしてちょっと気取って感想を言ってみたりします。







ランスには世界遺産のノートルダム大聖堂があります。
 シャンパンメゾン見学の後にちょっと立ち寄ってみました。

世界遺産だけあって荘厳なつくりに圧倒されます。
大聖堂の中にはシャガール設計のステンドグラスもあります。






 午後からはもう1つ別のメゾンG.H.MUMM社へ
F1公式シャンパンでもあるMUMM。
赤いリボンのラベルは見たことのある方も多いことでしょう。


こちらのカーブはちょっと近代的な感じがします。 
シャンパンをつくるための器具の展示コーナー。
見学の後、ここでも試飲でシャンパンをおいしくいただきました♪











次回のワインツアーはイースターの時期の予定です。
ご興味のある方はJTBグローバルビジネスフランスまで。 japandesk@jtb.fr

PAR/ Y.I.
 




 

2011年3月1日火曜日

コペンハーゲンのレストラン事情


ここ数年“食/レストラン業界”に注目が集まっているコペンハーゲン。
北欧の小さな港街ですが、2010年に出来たレストランも50軒以上
ミシュランの星付きレストランも12箇所。
2月にもCopenhagen Cooking*1 のイベントが開催され、大いに盛り上がっています!







そんな新しいレストランが犇めき合うこの街でも特に話題なのが“NOMA”。
昨年のThe World’s 50 Best Restaurantsでも1位に輝き、
もちろんミシュランガイドの星も2つと、伝統的な料理法を取りつつも
本来の伝統的料理とは又違った斬新さ、こだわりの食材で評判






コペンハーゲン人気観光スポットで、童話作家のアンデルセンも居所としていた
ニューハウン & 運河を前に素敵な眺めのおまけ付き。





コペンハーゲンに寄られた際は、Nomaの新たなスカンジナビア食世界体験も
お勧めです!

*) 人気のお店ですので、ご予約はお早めに。。。

-Noma-
住所:Strandgade 93 / 1401 Copenhagen
Tel   3296 3297

ホームページ 
http://www.noma.dk/main.php?lang=en


*)   http://www.copenhagencooking.com/?lang=en